アレルギーの原因
2024.09.24
お客様と打ち合わせをしていると、
アレルギーのお子さんが意外と多いことにビックリします。
そこで今日はアレルギーについてです。
この表をご覧ください。
これは無添加住宅の本部で作成しているものです。
ひと昔前に比べ、アレルギーや喘息のお子さんが増え続けていて、
都心部では3歳児の約4割が、
岡山では約3割のお子さんが何らかのアレルギー疾患があると診断されているそうです。
意外と知られていないのですがアレルギーの原因の大半は、
家の中の環境が原因だと言われています。
まず、新建材をふんだんに使って建てられた家。
新建材とは、ビニールクロスや合板のフローリング、
化学接着剤など、人工的に作られたもののことです。
新建材から発せられる化学物質が、ほこりやダニの死骸と吸着し、
それを知らず知らずのうちに吸い込んでしまうことによって、
発症の可能性が高まります。
次に、ヒノキや杉の木を床材として貼っている家。
ヒノキや杉は、身体に良さそうですが、
自らを守るための毒性が強い木で、
赤ちゃんがハイハイすると体の表面に付いている善玉菌を殺してしまうことがわかっています。
善玉菌が減少すると免疫力が低下してしまうんです。
アルコール消毒や抗菌グッズを頻繁に使用したり、
虫除けスプレーを全身につけまくる人なんかも要注意です。
必要以上に家の中を除菌して何かに触ったらすぐに殺菌したり、
除菌効果のあるウェットティッシュで手を拭いたり、
どこかに出かければアルコール除菌、
1日に何度も手を洗うなどが当たり前になりつつあります。
肌の表面には常在菌という菌が存在していて、
常在菌は肌を外部刺激から守るバリア機能の役目も担っています。
(善玉菌も常在菌に含まれています)
でも、手を洗いすぎたりお風呂で体をゴシゴシと擦ると、
良い菌まで削ぎ落としてしまって、肌のバリア機能が低下してしまうんです。
菌は菌でも、身体にとって必要な菌もあるので、
なんでもかんでも除菌・殺菌しすぎるのは問題です。
話しは変わりますが、昭和や平成初期までの子供は、
泥遊びや砂遊び、かけっこや鬼ごっこをはじめ外で遊ぶのが普通でした。
転んでしまって膝小僧に擦り傷ができても、
とりあえず唾を付けておけば何とかなると、そのまま遊んでました。
その後、傷が化膿したり破傷風になる事もなく、
後から消毒をしてバンドエイドを貼っておけば、数日で傷は治っていました。
でも今はこんな風に遊んだら、親がそれはダメ、これはダメ、
泥なんて触ろうものなら即座にストップがかかります。
子供のためを思ってしている事が、
かえって子供を弱くしているとしたら、ショックですよね。
家の中がいつもピカピカでホコリ一つ落ちてなく、
テーブルやソファーはもちろん、キッチンも常に除菌・殺菌されている家は、
一見快適な空間に思えますが、
この状態で育った子供が一度外の世界に出て友達と遊んだりすると、
風邪を引いたりお腹を壊しやすくなる傾向があるそうです。
他の子はなんともないのに1人だけ具合が悪い…
なんてことがもしあれば、除菌・殺菌をしすぎてしまった結果、
免疫力・抵抗力がなくなってしまったからだと考えられます。
もちろん、適度な除菌や殺菌は必要ですが、
今のような過度に除菌・抗菌・殺菌をする生活は、
更に子供たちのアレルギーや病気を増やしてしまっている原因かもしれません。
新建材を使わず自然素材で建てられた無添加住宅に、
アレルギーの原因となる化学物質が漂うことはありません。
また、しっくいの効果で悪玉菌が生き続けることもできません。
こういった理由からか、
実際にコラボハウスで建てられたお客様とお話しすると、
・お子さんのアレルギー症状やアトピーの症状が軽減された、または治った。
・風邪を引きにくくなった
というエピソードをよく聞きます。
お医者さんではないので、あまり大きな声では言えませんが、
無添加住宅にはこういった効果もあるようなので、
あとは除菌・殺菌のしすぎにさえ注意すれば、
アレルギー症状のある方や今後を心配する方も健康に暮らしていただけることと思います。
お子さんの健康を守ってあげられるのは親だけです。
高田
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