注文住宅で失敗しない収納計画
2022.07.01
注文住宅を建てる際に多くの方がこだわる「収納」。建てた後ではやり直しが効かないため収納計画はとっても大切です。
今回は、当社が考える注文住宅検討時の収納計画のポイントをご紹介しますので、収納計画を検討する際の参考にしてみてください。
収納計画を考え始める前に必ず明確にしておくべき2つのこと
住宅会社のホームページやinstagramで色々な事例を見ていると、たくさん参考にできそうな事例があり、ご自身の家づくりにも取り入れてしまいがちですが、まず明確にしておかなければならないのは
・現在、収納面においてどのような事に困っているか
・家を建てた後の収納面について具体的に何を解消したいか
上記の2つを整理しておくことです。
例えばご家庭によっては奥様が家事をほとんどされる場合もあれば、ご主人やお子さまが協力的なご家庭もあり、また現在は奥様中心だけど新築を建てた後は家族みんなで家事が出来るようにしたいという場合もあると思います。
このようにご家庭によってベストな収納計画は異なってきますので、検討時に自分たちの要望をはっきりしておくことが良い収納計画を立てるポイントになります。
保有している物から収納計画を建てる
特に奥様がお悩みがちなのが「キッチン収納」。
キッチンの収納計画を立てる上で失敗を少なくするためには現在のお家にある物、また今後購入する物をなるべく明確にし、そして具体的に料理やお片付けをする際にどのように動くかまで家事動線をイメージしておくことです。
※画像あり
こちらのケースでは、食器棚を食品庫としても使用できるようにするためとにかくキッチン収納の使いやすさにこだわった事例。
収納する物のサイズはもちろんのこと、ゴミ箱のサイズ、そして正面に置く物と背面に置く物までを具体的にイメージし、まずは物、そして動線を具体的にしていき、まるでパズルを組み合わせるように収納計画を立てました。
また、奥様が家事をしやすいことだけではなく、どこに何が収納されているかを明確にすることで家族全員も収納場所を把握しやすくなるため、家族全員が家事がしやすくなり協力的になることも考慮されています。
生活の流れをイメージすることでより使い勝手の良い収納計画が立てられる
使い勝手の良い収納計画というのは、家族全員にとって使い勝手が良く、生活がしやすい住宅であるのかという考えのもと、計画を立てていくことがポイントとなります。
そのため、収納計画を考える上ではまず最初に、家族の普段の生活を把握する所から始めることが重要となります。
家族が「起床してから通勤・通学に出るまで」と、「帰宅してから就寝するまで」の現在の生活をなるべく細かく洗い出すことで、毎日必ず使う場所や、よく足を運ぶ場所といった生活の流れが見えてきます。
生活の流れを知ると同時に、今の生活で不便な収納箇所というのも把握しておくことで収納計画に役立つため、リスト化しておきましょう。
例えば洗面台の収納では、「棚がもっと広ければ家族の使い勝手が良い」であったり、「棚の位置が高い・低い」「棚の場所が左側より右側の方が使い勝手が良い」などです。
家族全員の生活の流れが細かい所までイメージできると、具体的にどういった導線にすると便利なのかが考えやすくなり間取りが決まり、使用頻度が高い場所には自然と必要な収納計画を考えていくことができます。
そして、現状抱えている不便な収納箇所を注文住宅の収納計画に反映することで、使い勝手の良い収納が生まれるのです。
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